徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

整形外科の病気:骨粗鬆症

骨粗鬆症、骨の量が減るとは?

骨粗鬆症とは、骨の量と質の劣化により、骨の強度が低下し、骨折しやすくなる状態です。健康な方は、骨をつくること(骨形成)と骨を壊すこと(骨吸収)のバランスが保たれていますが、そのバランスが崩れて、骨の形成より吸収のほうが上回ることで、骨の量が減っていきます。

軽微な外力で骨折しやすくなる

骨粗鬆症が進行すると背中が丸くなったり、腰が曲がってきて、背丈が縮んできます。また、背中や腰が痛くなり、軽微な外力で骨折するようになります。最初は自覚症状があまりなく、骨折してから診断されることも多いです。
特に背骨の骨折は自覚症状がないことが少なくないので注意が必要です。背骨は一度骨折するとさらに骨折する危険性が高まるために、いかにして骨折を予防するかが大切です。
骨粗鬆症によって軽微な外力で骨折が生じやすいのは、背中・腰の骨(胸椎、腰椎)、手首(橈骨遠位端)、腕の付け根の骨(上腕骨近位)、足の付け根の骨(大腿骨近位)などです。大腿骨近位部の骨折の大部分は骨粗鬆症に伴う、立った高さからの転倒などが原因となっています。

更年期をすぎた女性、高齢者は特に注意

骨粗鬆症になりやすい方は、更年期をすぎた女性(閉経後に女性ホルモンが減少し、骨を吸収する量が増えて骨粗鬆症になる)、高齢者(骨を壊すはたらきが強まって、腸でのカルシウム吸収も落ちることで骨粗鬆症になる)、食生活が偏っている(カルシウム摂取が不足する)、日光浴不足(腸からのカルシウム吸収を助けるビタミンDが不足する)、運動や体を動かさない人などです。

骨粗鬆症の検査はどんな検査?

検査ではX線などを使って、骨折のある場所や骨の変形の有無を調べます。骨の密度を測定する検査機器で、大腿骨近位部や腰椎の骨密度を測定(DXA法)します。血液検査で骨代謝マーカーを測定して、骨の新陳代謝のバランスを調べます。

背骨や足の付け根の骨折は寝たきりの原因になることも

骨粗鬆症が原因で骨折した場合、いずれの骨折でも手術が必要になることがあります。特に背骨の骨折では麻痺の原因になることもあります。背骨の骨折や足の付け根の骨折では日常生活動作の低下により、介護保険の要介護認定で要介護となったり、寝たきりの原因となることがあります。

骨粗鬆症の予防と治療

骨粗鬆症による骨折を防ぐためには、食事を見直し、適度な運動量を増やすことも大切です。骨量が大幅に少なく、骨折の危険性が高い場合や、食事や運動で十分に骨粗鬆症の状態が改善しない場合は、薬による治療も合わせて行います。治療薬には、骨吸収を抑制する薬や骨形成を促進する薬があります。骨の吸収が進んでいる人には、吸収を抑える作用のある薬を使用し、骨の形成が進みにくい人には、形成を促進する薬を使用したり、骨の新陳代謝の状態に合わせて薬を選択します。腸管からのカルシウム吸収を助ける薬や、女性ホルモンを補充する薬を選択したります。どのような薬を選択する必要があるかは、整形外科医の診察を受けることをお勧めします。

普段からカルシウムとビタミンDを十分に摂取

骨粗鬆症の予防するために、食事に気を配り、適度な運動を心がけましょう。食事では十分なカルシウムを摂取し(600~700mg、予防には800mg以上が必要)、30分程度の散歩や軽い体操を継続して行うことをお勧めします。適度に日光浴をすることでカルシウム吸収を助けるビタミンDの形成が促進されます。

カルシウムを摂取できる食品
乳製品(牛乳、チーズなど)、小魚(ししゃもなど)、緑黄色野菜、大豆製品など。
ビタミンDを摂取できる食品
魚類、キノコ類など。1日10~20μgの摂取が推奨されてます。

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