
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)08月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1506 1面
医療法人徳洲会(医徳)は9月13日から2日間、神奈川県の湘南国際村センターで「第3回徳洲会国際心臓血管セミナーin葉山」を開催する。会長は3回連続で浅井徹・湘南鎌倉総合病院院長補佐兼心臓血管外科統括部長。「Advances in Coronary Artery Disease Managements(冠動脈疾患の最新治療)」をテーマに、演者には徳洲会グループをはじめ国内外から循環器医療の最前線で活躍する医師を多数招く。循環器診療に携わる医師同士の交流と知見の共有、診療技術の向上、他医療機関との連携強化を目指す。
第2回のセミナー会場の様子
会場となる湘南国際村センター

セミナーは、循環器疾患診療を専門とする医師らが冠動脈疾患の治療に関する最新の知見を学び、議論を深める場として開催される。現地とWEBによるハイブリッド形式で行い、医師をはじめとする医療従事者や学生まで幅広い参加を受け入れる。
主催者は東上震一理事長。実行委員長には大橋壯樹・副理事長(名古屋徳洲会総合病院総長)、企画委員長には新田隆・医徳心臓血管外科顧問(羽生総合病院循環器統括顧問)が就任し、徳洲会グループを挙げて運営体制を整えた。
プログラムは、冠動脈疾患の最新動向を内科的・外科的両面から多角的に掘り下げる構成。演者には国内の第一人者が名を連ね、たとえば辻田賢一・熊本大学循環器内科主任教授がコレステロールの最新研究を、大野貴之・三井記念病院心臓血管外科部長がCABG(冠動脈バイパス術)をテーマに講演。
さらに朔啓太・国立循環器病研究センター循環動態制御部研究室長が心力学・循環動態学に基づくインターベンションの最適化を解説。湘南鎌倉病院の小林修三院長は慢性腎臓病と心血管障害の関係について講演する。
会長講演では、浅井・院長補佐が「動脈グラフトとオフポンプ手術の進歩」と題し、低侵襲手術や手技革新の現状と課題に触れる。とくに動脈グラフトによる長期成績向上や、人工心肺を使わないオフポンプ手術の実際と今後の展望について解説する予定だ。
今回のテーマである冠動脈疾患に対し、徳洲会グループは全国の拠点病院で、カテーテル治療や冠動脈バイパス術など多くの臨床実績を積み重ねてきた。同セミナーでは各施設の治療戦略や技術をアピールし、診療水準の底上げを図るのも目的。
加えて国際性も同セミナーの重要な柱のひとつだ。徳洲会は年間約3,000件の心臓大血管手術を手がけており、その技術力を基盤に、国際的な学術ネットワークの構築や、海外医療機関との連携強化を図っている。セミナーではインドネシアの国立ハラパンキタ循環器病センターをはじめ、北米やアジアなどから著名な心臓血管治療の専門家が来日し、講演やディスカッションを実施。日本と海外との技術・経験の双方向交流が期待される。