徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)08月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1506 4面

この医療機器ってなぁに?
テーマ
ECMO(体外式膜型人工肺)

心臓や肺の機能を代替

吉本 和輝 宇治徳洲会病院(京都府)臨床工学科副技士長(臨床工学技士)

ECMOは心臓や肺の機能を代替する生命維持装置です。血管内にカニューレを挿入し血液を体外に排出、人工肺で血中の酸素と二酸化炭素を交換し、酸素をたくさん含んだ状態にして再び体内に戻します。肺の機能のみ十分でない場合は静脈(vein)から脱血し静脈から返血するV-V ECMO、心臓も機能不全の場合は血液を循環させるために動脈(artery)から戻すV-A ECMOとなります。

血液の流量や温度、血流の圧力を監視するシステムなどで管理し、停電時なども手動ハンドルによる稼動が可能なため、送血が突然ストップすることは基本的にありません。コロナ禍で一躍有名になった機器ですが、じつは20年以上前からあり、当院はいち早く導入しました。大規模病院や循環器科を標榜している中小病院などで普及が進んでいます。

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