徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)08月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1506 4面

私の推し本

『ばらの心は海をわたった ハンセン病との長いたたかい』 岡本文良・作、 高田三郎・絵(PHP研究所刊) ※現在は電子書籍のみ発売中

“不治の病”と恐れられていた頃のハンセン病に立ち向かった人々の取り組みを描いた作品です。ノンフィクションですが、児童書ということもあり読みやすいと思います。

今嶋 達郎 二日市徳洲会病院(福岡県) 院長

物語は1890年代に来日した英国人女性宣教師が、熊本県でハンセン病患者さんの悲惨な状況を目にし、病院を建てるところから始まり、ハンセン病撲滅に尽力した光田健輔医師、最後は、熊本県の旧制高校在学時に女性宣教師の献身に胸を打たれた宮崎松記医師が、インドにハンセン病患者さんの救済センターを設立したエピソードがつづられています。ひとりの情熱が周囲を、そして社会を動かし困難に立ち向かっていくさま、登場人物の心の美しさに何度読んでも感動します。精神的に徳洲会に通じるところがあり、職員にも、おすすめの一冊です。

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