徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)08月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1506 2面

病気のはなし196
健診受け塩分控えめに
慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)は、放置すると人工透析が必要となったり、心血管系の疾患を合併したりするため、早期発見・治療が大切だ。しかし、初期には症状が見られず、自身で気付くことが難しい。「むくみや貧血、全身倦怠感などの症状が出る頃には、かなり進行している状態です」と白根徳洲会病院(山梨県)の奥村こずえ腎臓内科医長は警告する。

腎機能は早い段階で治療介入すれば回復の余地があるが、ある程度以上悪くなると、たとえ治療を受けたとしても回復することはない。そこで大切なのが定期健診だ。「定期的に血液検査、尿検査を受けていれば、無症状期のCKD早期発見につながります」と奥村医長は年1回の定期健診の重要性を指摘。腎機能は加齢とともに低下するが、糖尿病、高血圧、メタボリック症候群などリスク因子がある場合は若年者も注意が必要だ。

予防法は運動療法と食事療法。とくに減塩は大切で「1日7g未満を目安としてください」と奥村医長。成人してからの減塩は大変なため、山梨県では子どもの頃から減塩に慣れるさまざまな取り組みが始まっているという。

「人工透析は1回4~5時間、週3回受けなくてはならず、患者さんだけではなく、ご家族の負担も大きくなります。透析にならないよう、もしくは導入時期を少しでも遅らせられるよう、定期健診を受け、異常があれば内科を受診してください」と奥村医長は呼びかけている。

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