徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)4月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1282 三面

東京西病院
1年間の成長共有 新人成果発表会を開催

東京西徳洲会病院は3月6日、「第3回事務・副診療部 新人成果発表会」を開催した。新入職員が1年間を振り返り、互いの成長を共有するのが目的だ。

密を避けるため病院幹部と部署長のみが出席密を避けるため病院幹部と部署長のみが出席

発表会の趣旨は①1年を振り返り、できること・できないことを再認識し、次年度の目標を明確にする、②自らの仕事を振り返り、要点をまとめ、伝える力を養う、③同期入職の交流を深め、互いのモチベーションの向上に寄与する、④他職種の業務を理解し、今後の部署間の業務連携を円滑に行う。

冒頭、渡部和巨院長の挨拶の後、多職種19人が発表。このうち院長賞を福村優実・医療相談室職員の「他職種連携の必要性~新しい取り組みを進める上で学んだこと~」が獲得。コロナの影響により新しい規定を導入する際、院内で取り決めを行う重要性に触れ、「関係部署での連携が重要であり、その先の信頼にもつながります」と強調した。

副診療部長賞は中島瞳薬剤師の「糖尿病治療薬による低血糖リスクの違いを踏まえた情報共有が効果的であった症例」。入院中に最も長く患者さんとかかわるのは看護師であると言及し、「看護師としっかり情報を共有することで、より質の高い医療を提供できると感じます」と考察した。

看護部長賞は池田一貴・臨床工学技士の「透析時間の過ごし方」。患者さんによって透析時間の過ごし方は千差万別であり、不快な思いをさせないために、「患者さんへの接し方やスタッフ同士の会話の声の大きさなどに気を付けなければならないと感じました」と課題を示した。

事務部長賞は菅まどか言語聴覚士の「言語聴覚士が担う他職種連携の重要性」。摂食嚥下(えんげ)機能評価の後、管理栄養士や看護師などとの連携が重要になると強調し、「他職種の業務内容を知らないと、共有する情報に間違いが生まれる可能性があるので、円滑な連携が行えるよう知識の習得が必要です」とまとめた。

最後に渡部院長、佐野次夫副院長、鳩山悦子・看護部長、皆川孝雄事務長が講評を行い、閉会した。渡部院長は「コロナ禍では同期との交流の場が減っており、皆それを求めているので、今年度は11月と来年3月の2回行おうと考えています」と意欲的だ。

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