2021年(令和3年)3月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1279 三面
情報システム管理部会
研修でコロナ対策共有
徳洲会グループ情報システム管理部会は各施設のシステムエンジニア(SE)向けにWEB研修を実施した。今回は新型コロナ対策として情報通信システムを活用した4病院の取り組みを発表。各病院のSEと徳洲会インフォメーションシステム(TIS)関係者ら計135人が参加し、事例を共有した。
最初に茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)の福原吉幸・情報システム管理室課長が8時会の動画配信をテーマに発表。毎朝、院内で行っている四役(院長、副院長、看護部長、事務長)と部署長による8時会を録画し、電子カルテ上にデータをアップすることで、会議内容を全職員が雰囲気を含め共有できることをアピールした。
2例目は共愛会病院(北海道)の飯塚淳一・情報システム管理室係長がオンライン面会の取り組みを紹介。コロナ禍で入院患者さんへの面会が制限されていることをふまえ、アプリ「Chat&Messenger」(無料版)を活用し、患者さんと家族が画面越しに会話できる仕組みを築いた。飯塚係長は簡便な操作性などを含め、家族から好評であることを報告した。
山北徳洲会病院(新潟県)の菅原靖・総務課副主任もオンライン面会について発表した。同院ではWEB会議システム「Zoom」を活用。患者さんや家族の評判が良いことや、多職種連携で運用している点を強調した。
最後に鹿児島徳洲会病院の福留雄策・情報システム管理室主任がGoogleを活用した多様な工夫を紹介。カレンダー機能を生かしたWEB会議や面談のスケジュール管理と自動でメール配信する取り組みなどを報告した。研修は1月26日に行った。