2021年(令和3年)3月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1279 二面
松原中央病院
日曜健診を実施 想定上回る100人超
松原中央病院(大阪府)は〝日曜健診〟を実施した。仕事の都合や家事、育児、介護などで平日に休みを取りにくい方が日曜日に健康診断を受けられるよう、毎年1月に行っている。同院が徳洲会グループ入りした2017年度から実施しており、今回で4回目。玄関での検温や手指消毒に加え、換気、3密回避などを徹底し、完全予約制で1月24日に行った。
松原市内外から132人が日曜健診を受診
昨年までは基本健診を受診しなければ、オプション検査を受けることはできなかったが、サービス拡充の一環で今回から受診できるように改めた。オプション検査として脳MRI(磁気共鳴画像診断)、胸部CT(コンピュータ断層撮影)、腹部CT、動脈硬化検査、骨密度検査、腫瘍マーカーセット、大腸がん検査、胃ピロリ菌検査、前立腺がん検査、マンモグラフィー検査など幅広い検査項目をカバーする。
同院の日曜健診の企画などに携わる松原徳洲会病院(大阪府)地域医療連携室の渡邊成喜係長は「松原中央病院の認知度を高めると同時に、地域にお住まいの方々の健康管理に資する取り組みとしてスタートしました。毎年、同院と松原徳洲会病院のスタッフが協力し、松原市内全域で告知のために、1万枚以上のチラシをポスティングするなど力を入れています」と明かす。また、前回の受診者にはDM(ダイレクトメッセージ)を発送し案内を行っている。
受診者は初年度の18年1月は54人、次年度の19年は80人、20年は53人、そして今回はオプション検査を自由に受けられるようにした結果、想定を上回る132人にまで伸びた。
「若い主婦の方からご年配の方まで幅広い年齢層に受診していただき、口コミを通じて市外からの受診者も来られました。松原中央病院の日曜健診が徐々に地域に根付いてきているのを感じます」と渡邊係長。今後も地域医療に積極的に貢献していく考えだ。