2021年(令和3年)3月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1279 一面
沖永良部病院
農業体験で島を堪能 病院広報委員会が初主催
収穫したジャガイモを手に笑顔を見せる参加者
沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)は2月6日、島外出身者のプライベート充実と沖永良部島の文化を知ることを目的に、病院広報委員会主催の農業体験を実施した。記念すべき1回目は千葉県出身の医師、沖縄県出身の医師と薬剤師、大阪府出身の薬剤師の4人が参加、小学校の運動場ほどの広さがある「勝馬ファーム」の畑でジャガイモの収穫を楽しんだ。
体験では、トラクターで掘られ地面から顔を出したジャガイモを、ひとつずつ手作業で土を落としながらカゴに入れた(1カゴで約25kg)。農家の方からジャガイモについて学び、大変な手間をかけて栽培する様子に参加者は興味深く耳を傾けた。
沖永良部は農業の島。収穫最盛期には外来・入院患者さんが減少し、その後は腰痛などの患者さんが増加するほどだ。早春の心地よい風と太陽を浴びながら、都市部ではなかなかできない体験ができ、参加した4人は満足した様子。同企画は今後も継続予定。2月16日には第2弾として別の島外出身者が島内をサイクリングで巡った。