2021年(令和3年)1月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1270 一面
神戸病院 院内助産スタート
助産師主導で妊産婦ケア
藤岡助産師(左から2番目)や梶谷副主任(その右)らが対応
神戸徳洲会病院は産科外来・院内助産を開始した。院内助産とは分娩(ぶんべん)を目的に入院する産婦や産後の母子に、助産師が中心となり分娩介助やケアをするシステム。緊急時でもすぐに医師が対応できるため、助産師によるこまやかで温かいサポートと病院の安心感を兼ね備えているのが特徴だ。
昨年4月以降新たに助産師が入職し、現在は助産師5人、看護師5人体制で対応。妊婦さんは医師による産科外来を数回受け、出産予定日が確定した時点で、低リスクの分娩が予測される場合に限り、希望を聞いたうえで院内助産に移行する。
助産師のうち3人は「アドバンス助産師」の資格を有し、2人も4月に取得する予定。これは日本助産評価機構が助産実践能力を審査し、一定の水準に達していることを認証する資格で、妊娠期間に異常が発生した時の判断が確実にでき、安全なお産をサポートする。
立ち上げ準備は昨年4月から始め、リスクスコアや分娩までのフローなどを組み込んだマニュアルづくり、院内助産が未経験の看護師への教育、外部施設での研修などを実施し、12月にスタートした。その中心となった藤岡勢子助産師は「地域の方々が利用しやすい外来を目指します。ほかの施設とケアの質で差別化を行い〝ここで産んで良かった〟と思っていただけるようにしたいです」と意欲的だ。
梶谷千春・看護副主任は「院内助産には医師の理解とサポートが必要不可欠なので、主に医師との調整を担いました。助産師の活躍により、医師不足の一助にもなると思います」と期待を寄せる。
分娩は4月から始める予定。また、母乳外来、母親学級、家族学級なども実施する計画で、産後の母親へのケアや思春期の子どもへの性教育なども行う。