徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)1月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1269 一面

吹田病院 リンパ浮腫外来を開設
「重い病気が隠れていることも」

「リンパ浮腫は早期治療が重要です」と福田センター長「リンパ浮腫は早期治療が重要です」と福田センター長

吹田徳洲会病院(大阪府)はリンパ浮腫外来を開設した(予約不要)。リンパ浮腫とはリンパ管の流れが悪くなることで起きる手足のむくみ。がんの手術や放射線治療をした後、数年経ってからリンパ浮腫が発生するケースもある。同外来は地域に数少ない専門外来として、重度・軽度にかかわらずリンパ浮腫に悩む患者さんに貢献していく。

同外来を担当する福田幾夫・心臓血管センター長は「血管を専門にしていない医師は、手足のむくみにまで目を向けず、重症化させてしまうこともあります。また、リンパ浮腫には重い病気が隠れていることもあるので、早期の治療が重要です」と警鐘を鳴らす。

治療は日本リンパ浮腫治療学会が認定するリンパ浮腫療法士の資格をもつ福田和歌子・心臓血管外科医長も担当し、リンパドレナージや弾性ストッキングによる圧迫療法などを行う。また、静脈血栓塞栓症に起因するリンパ浮腫の場合、下肢超音波検査や血液の凝固検査を行ったうえで、抗凝固療法など専門的な治療も行う考えだ。

福田センター長は日本リンパ浮腫治療学会理事でもあり、9月25日から2日間行われる第5回学術総会の大会長を務める。

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