2020年(令和2年)10月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1259 三面
演題提出期限12月5日正午
徳洲会グループQI大会 オンラインで実施へ
事前収録の発表動画を視聴
一般社団法人徳洲会(社徳)は第5回徳洲会グループQI大会をオンライン形式で実施することを決定した。事前収録した発表動画を各病院・施設から視聴する。時期は来年3月頃を予定。
QI大会は医療の質向上や業務改善の推進が目的で、日頃の活動成果を共有しグループ全体の底上げを図るため、2016年度以降、毎年開催している。これまでは徳洲会幹部や病院四役が出席する徳洲会グループ1月度医療経営戦略セミナーの主要プログラムとして実施。演者が登壇しスライド資料を大型スクリーンに投影しながら口頭発表を行い、聴講した幹部や四役らが投票し順位を付けていた。
今年度はコロナ禍の影響により、同セミナー自体の開催が不透明なことから、事前収録した発表動画を、来年3月をめどに各病院・施設から視聴するオンライン形式に変更。また、視聴した職員全員がWEB上のシステムを通じ投票できるようにする。
発表演題は、所定の評価基準に従い書類選考を通過した15演題を予定。今回から「臨床」、「患者目線」、「地域社会」、「経営」、「職員目線」の5つのカテゴリーを設定し、各3演題・計15演題を選出する。幅広く多様な演題を公平に選定するための措置だ。
書類選考の評価基準は①テーマの選定、②現状把握、③目標設定、④要因解析、⑤対策立案、⑥対策実行、⑦効果確認、⑧標準化と管理の定着、⑨独創性・独自性、⑩グループ展開。
これら10項目に関して、それぞれ5段階評価(1~5点)を行う。演題選定後、社徳QI大会事務局が発表者とテレビ会議システム「Zoom」で結び、発表する様子を動画で収録する。
演題の応募はひとつの病院・施設につき最大3演題まで。同事務局は「QI大会は各グループ病院・施設のベストプラクティス(最良の実践)をグループ内に水平展開するうえで貴重な機会となっています。多職種からの積極的な応募をお待ちしています」と呼びかけている。演題の提出期限は12月5日正午まで。