2020年(令和2年)10月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1259 二面
「サンクスカード」 感謝伝え帰属意識アップ
湘南鎌倉病院
サンクスカード(特大)とともにコアメンバーの(右から)芦原事務長、石田亜紗子・人材開発室主任、松田和美・看護副主任、駒谷・看護主任、増渕美緒コンシェルジュ副主任、一條幹史リハビリテーション室副室長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は、職員間で感謝の思いを伝え合う試みとして「サンクスカード」を導入している。院内の「向上委員会」の企画。感謝の気持ちを伝えたい職員は各部署に設置している名刺サイズのカードに相手の氏名、部署名、コメント、自分の氏名、部署名、日付を記入し専用ボックスに投函する。同委員会メンバーが集計した後、送り先の職員の部署長に戻し、部署長が当該職員に手渡す。「もともと看護部の取り組みで、好評だったことから院内全体で実践してみようということになったのです」と、コアメンバーの駒谷香・看護主任。
8月中旬から1カ月間は奨励月間とし、全職員にカードを配布。職員788人が計1810枚のカードを投函、最も多く寄せられた職員に篠崎伸明院長が特大のサンクスカードを贈った。調査の結果、職員の帰属意識が改善したこともわかった。芦原教之事務長は「互いに認める文化を醸成したい」と、今後も継続する構えだ。