2020年(令和2年)3月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1227 四面
仙台徳洲看護専門学校
8回生47人が巣立つ 2019年度の卒業式
仙台徳洲看護専門学校は3月5日、2019年度卒業式を開催、8回生47人が巣立った。徳洲会グループ病院には仙台徳洲会病院に18人、山形徳洲会病院に3人、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、茅ヶ崎徳洲会病院(同)、羽生総合病院(埼玉県)に各1人の計24人が入職。
卒業生47人の新たな門出を祝う
卒業式は新型コロナウイルスの感染防止対策のため規模を縮小して開催、来賓は一般社団法人徳洲会の鈴木隆夫理事長のみで、家族や在校生の出席はなかった。
「ここが出発点です」とエールを送る鈴木理事長
鈴木美智子校長は卒業証書の授与後、「人の言葉に耳を傾け、その言葉の意味を知り、自分で考え、相手を尊重しながらも自分の意見を述べ、協力し合って、自分の言動に責任をもって看護を提供する――当校で学んだ卒業生には、そのような看護師になるよう希望します」とエールを送った。
続く来賓祝辞では、鈴木理事長が徳洲会グループの近況を述べた後、「学校で学んだ知識や技術は、恐らく5年ともちません。新しい感染症が発生したり、医療技術が進歩したり、つねに変化していきます。この卒業式が出発点です。勉強し続けることで、学校で学んだことも生きてくるでしょう。徳洲会はこれからも国内だけでなく、海外でも活動します。何事からも逃げることはしません。卒業後の進路はさまざまですが、ぜひ徳洲会チームに加わっていただきたいと思います」と期待を寄せた。
鈴木校長から卒業生一人ひとりに卒業証書を授与
祝電披露、記念品贈呈の後、在校生を代表し2年生の目黒尚子さんが送辞を述べ、答辞では卒業生を代表し丹野里帆さんが「これから私たちは新たな一歩を踏み出しますが、看護の道は始まったばかりです。それぞれが壁にぶつかり、悩むこともあると思いますが、この3年間で、お世話になったすべての方々の思いを糧にし、乗り越えていきたいと思います。そして、今度は私たちが温かさを分け与えられる人間になれるよう精進していきます」と誓った。
卒業生の声
夢を語る(左から)蓬田さん、早坂さん、笈原さん
蓬田凌さんは「卒業式ができたことは、本当に嬉しく思います。これから看護の道に進みますが、明るさや笑顔を大切にして頑張ります」と目標を語った。早坂麦穂さんは「看護師を目指していた学生の時の気持ちを忘れずに、さまざまな患者さんを助けられる看護師になりたいです」と意欲的。笈原美波さんは「臨地実習が大変でしたが、学んだことは看護の現場で生かせると思うので、良い経験にも思い出にもなりました」と振り返った。