徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)3月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1226 三面

NPO法人TMAT 災害発災の有事に備える
国内特化研修コース継続開催

NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は2018年度(18年7月~19年6月、TMATは7月から翌年6月がひとつの年度)、国内災害医療支援トレーニングコースを全国の徳洲会病院で8回開催した。同コースを修了することで、TMAT隊員として国内災害での活動参加要件を満たすことができる。

四街道病院でのグループワークの様子四街道病院でのグループワークの様子

同コースは国内と海外の双方での活動を想定した従来の「災害救護・国際協力ベーシックコース」(2日間)と異なり、対象を国内に絞った1日間の研修会。いつどこで発生するかわからない国内災害に対して、受講しやすい1日コースを創設し、より多くの医療者がTMAT隊員として医療支援活動に参加できる体制を整える狙いがある。

プログラムは机上訓練と座学で構成。机上訓練は災害発生からTMAT隊員の派遣、被災地での医療支援活動と撤収までの流れをシミュレーションするグループワーク形式。一方、座学では災害の定義や分類、発災後のフェーズごとの対応など「災害医療総論」のほか、「国内災害の実際」として国内の災害医療支援体制の全体像や、災害時に連携が必要な行政機関、TMATの歴史や活動実績などを学ぶ。

同コースは16年8月21日に四街道徳洲会病院(千葉県)でスタート。これを含め16年度に5回、17年度に2回、18年度に8回開催した。18年度は四街道病院、高砂西部病院(兵庫県)、長崎北徳洲会病院、吹田徳洲会病院(大阪府)、近江草津徳洲会病院(滋賀県)、札幌東徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、東京西徳洲会病院が会場になった。

直近では2月15日に吹田病院で第16回を開催(22人が受講)。TMATは18年に西日本豪雨や北海道胆振(いぶり)東部地震、19年に九州北部豪雨や台風15号、台風19号などによる被害の支援に隊員(先遣隊含む)を派遣している。今後、国内災害発災時に大規模な医療支援活動に発展する可能性がある。災害医療の基礎を身に付けた隊員を、ひとりでも多く養成し、有事に備えることは大きな意義がある。

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