徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)3月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1226 二面

徳洲会臨床工学部会
関東臨床工学セミ開催 災害対策がテーマ
最優秀演題賞に皆野病院

徳洲会グループ臨床工学部会は1月19日、神奈川県で第9回関東臨床工学セミナーを開催した。北関東・南関東ブロックに属する20施設から約200人の臨床工学技士(CE)が集い、今回のメインテーマである「災害対策」について、各施設の工夫を共有したり、講演でポイントを学んだりした。

表彰を受けた(左から)中川CE、古川CE、小浦方副主任、田中CE、山川CE表彰を受けた(左から)中川CE、古川CE、小浦方副主任、田中CE、山川CE

セミナーは2会場での演題発表を中心にプログラムを構成。午前中を新人セッション、午後を中堅セッションとし、19施設が計28演題を発表した。

このうち、参加者による投票の結果、皆野病院(埼玉県)の小浦方美穂・臨床工学科副主任(CE)が最優秀演題賞を受賞。「皆野病院の災害対策―食事編―」と題し、院内で開いた透析患者さん向けの災害時用非常食の試食会を紹介した。

試食会には65人が参加し、終了後の調査で「非常食を準備する際の参考になった」、「透析患者さん向けの非常食は必要だと思う」、「災害時の食事管理の注意点がわかった」といった回答が9割を占めたことを報告。「今後も患者さんや家族の理解を深める場を定期的に提供します」と締めくくった。

賞状を手にした小浦方副主任は「透析での災害対応をテーマにすると、透析中の発災対応に目が向きがちですが、院外で透析ができなくなってからの自己管理を考えるのも大事なので、このテーマを選びました」。

北関東ブロック長賞は千葉徳洲会病院の田中朗人CEの「バッテリー切れによる呼吸器(MONNAL T60)停止トラブルを経験して」、南関東ブロック長賞は湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の古川秀太CEの「人工肺交換を安全に実施するための取り組み」がそれぞれ受賞。

北・南関東ブロック教育委員長の志賀正直・静岡徳洲会病院臨床工学科技士長(CE)が選出する「教育委員長賞」は、東京西徳洲会病院の山川拓哉CEの「積層型ダイアライザの開始時の意図しない脱血による血圧の影響の検証」と、湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の中川達也CEの「電気設備年次点検における臨床工学技士のマニュアル作成」が、それぞれ受賞した。

プログラムの最後には、NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の野口幸洋・事務局員(一般社団法人徳洲会医療安全・質管理部係長)を講師に招き、「TMATの活動とこれからの災害医療支援の在り方」と題する特別講演を実施。前半は、TMATの紹介を行い、阪神・淡路大震災(1995年)での記録動画などを交えながら歴史や特徴、実績などを説明した。

各施設の災害対策をポスターで掲示したスペースも設置各施設の災害対策をポスターで掲示したスペースも設置

後半は、国内外の災害医療の潮流に触れつつTMATの強みを紹介。参加者にTMATへの参加を呼びかけるとともに活動に対する理解を求めた。

大会長を務めた古河総合病院(茨城県)の都丸和久・臨床工学科副主任(CE)は「災害は避けて通れないテーマ。最後まで参加者の関心の高さがうかがえました」と総括した。

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