徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)2月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1224 三面

褥瘡回診を疑似体験
生駒病院が褥瘡フォーラム

褥瘡回診の疑似体験に臨む参加者褥瘡回診の疑似体験に臨む参加者

生駒市立病院(奈良県)は院内で第4回褥瘡(じょくそう)フォーラムを開催した。多職種で構成する褥瘡管理委員会主催のイベントで、地域全体で褥瘡に対する知識を深めるのが狙い。同委員会のメンバーや近隣の医療・介護従事者ら約60人が参加した。

はじめに主催者を代表し、中西新・形成外科部長が挨拶。あらためて褥瘡治療で回診の重要性を強調するとともに、「当院の褥瘡回診は、多職種が自ら考え主体的にかかわるスタイルです。その方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください」と呼びかけた。

前半は褥瘡に関する基礎知識について褥瘡管理委員会のメンバーが講義。永井佳美看護師は褥瘡の評価ツール、中川絵理果看護師は褥瘡の危険因子やマットレスの評価項目・スキンケア、恵美須治美リハビリテーション科副主任(言語聴覚士)はベッドや車いすでのポジショニング、前川大輔・薬局副主任(薬剤師)は処置に用いる薬剤・被覆剤、粟根和美・管理栄養士は栄養状態の評価をテーマに解説した。

後半は褥瘡モデルを用いて褥瘡回診の擬似体験を実施。参加者はグループに分かれて8つのブースを回り、評価や記録、洗浄・処置などさまざまな役割を務めながら、位置や状態が異なる模擬患者の褥瘡を検討した。最後に中西部長が各褥瘡パターンに対する視点を解説して終了。

地域の有料老人ホームから参加した酒井里香・介護士は「いろいろな褥瘡のパターンを学ぶことができました」と満足げだった。ブースリーダーを務めた生駒病院の福原明美薬剤師は「事前に勉強し直すことや、参加者の声を聞くことで自分も勉強になりました」と振り返った。中西部長は「褥瘡に対する参加者の積極性と、講義やブースの運営を通じた当院スタッフの成長を促したいと考え、今回初めて実戦的なプログラムを企画しました。狙いどおりの体験研修が実現できたと思います」と手応えを感じた様子。「次回も参加型研修の流れは維持しつつ、新しい視点で研修をつくり上げていきたいです」と意欲を見せていた。

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