2019年(令和元年)11月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1209 三面
湘南藤沢病院 患者図書室が好評
幅広い分野の医学書約1,500冊を所蔵
湘南藤沢徳洲会病院にある患者さん向け図書室「ラベンダー」が好評だ。同院3階に開設しており、がん、免疫、感染症、心臓・血管系、内分泌、脳・神経系、呼吸器、腎臓・透析など疾患や臓器に加え、一般医学、栄養・食事、薬といったテーマごとにジャンル分けされた医学書約1500冊を蔵する。
図書室内での閲覧であれば誰でも利用できる。開室時間は月曜から金曜の午前10時から午後4時まで。入院中の患者さんや家族には貸し出しも行っており、1回につきひとり2冊まで、期間は1週間。
同院医学情報センターの伊藤友香・図書室副主任は「治療を受ける前に患者さんが下調べに来られたり、リハビリをかねて病室からきた患者さんが、休憩を取りながら、ご自身の疾患について調べたりと、いろいろな方にご利用いただいています。ぜひ気軽にお越しください」と話す。図書室の運営や貸し出し業務は、ボランティアの方々の協力も得ながら行っている。
図書室内には机やいすのほか、ソファやコピー機(有料)を設置。落ち着いて調べものができる環境だ。インターネットの利用が可能なパソコンもある。病棟のデイルームにも本棚を置き、小説や雑誌など気分転換できる書籍を並べている。
同図書室は同院が茅ヶ崎市内から藤沢市内の現在地に新築移転した2012年に、故・日野原重明・聖路加国際病院名誉院長が名誉理事長を務めていたNPO法人医療の質に関する研究会「患者図書室プロジェクト」の支援を受け設置した。