徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)11月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1209 二面

病気のはなし⑦
睡眠中の小さな命を守る
乳幼児突然死症候群(SIDS)

睡眠中の小さな命を守る 乳幼児突然死症候群(SIDS)

毎年11月は、厚生労働省が掲げる乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間。SIDSは、健康な乳幼児が何の予兆や既往歴もないまま突然死に至る病気だ。死亡状況調査や剖検(死体を解剖・検査)の結果、窒息など事故や明らかな原因となる病気が特定できない場合に診断される。減少傾向にあるものの、現在でもSIDSで亡くなる赤ちゃんは年間約60~100人に上る(乳児期の死亡原因第4位)。「寝かしつけて、翌朝気付いたら赤ちゃんの体が冷たくなっているなど、ほとんどが睡眠中に起こっています。基本的に1歳未満ですが、なかには1歳を超えて発症するケースもあります」と指摘するのは宇治徳洲会病院(京都府)の篠塚淳・小児科副部長。SIDSの発症リスクを下げる方法として①仰向けに寝かせる、②母乳で育てる、③喫煙しない――の3つを挙げる。

篠塚副部長は「当院では厚労省のパンフレットの活用や、赤ちゃん教室の開催などで親御さんにアドバイスしています。SIDSに限らず、乳幼児の睡眠に関連した突然死は決してまれではありません」と注意喚起。大人用のベッドに寝かせない、口をふさいでしまうようなものを置かないなど睡眠時の環境も大切だという。SIDSは冬期に発症しやすい傾向があるとされている。

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