徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)11月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1209 三面

恒例のふれあい看護体験
地域の小・中・高校生参加 瀬戸内病院が開催

けがの処置を体験する小学生たち けがの処置を体験する小学生たち

瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)は毎年恒例の小・中・高校生を対象とした「ふれあい看護体験」を実施した。地域の生徒たちに看護師の仕事の内容を知ってもらい、興味・関心を高め、将来、地元から看護師を輩出するのが狙い。

小学生向けの看護体験は7月27日に実施。当初の予想を上回る21人の生徒が参加した。なかには同級生の友人と一緒に参加した生徒や、昨年の看護体験が楽しかったことから今年も参加したという生徒もいた。海をはさんだ加計呂麻島からの参加者もいた。聴診器で自分たちの心臓の音を聞いたほか、包帯を巻くなどけがの手当てや、点滴注射の準備なども体験した。

中・高校生を対象とする看護体験は8月10日に開き、計5人が参加した。院内各部署を見学後、血圧測定や血糖測定、手術室での滅菌操作などを体験。患者さんへの手浴・足浴も体験することができた。さらに、AED(自動体外式除細動器)の操作、BLS(一次救命措置)も行った。昼食の前には「手洗いくん」(手洗いトレーニング装置)を体験し、ふだんの手洗いが不十分なことを実感した様子。

血圧測定を体験する中・高校生たち 血圧測定を体験する中・高校生たち

看護体験終了後に実施したアンケートでは「病院の中ではいろんな職種のスタッフが働いていることがわかった」、「将来は助産師になるのを目指しているので勉強になった」など感想が寄せられた。

山田美加代・看護師長は「『ふれあい看護体験』が定着しているのを感じて嬉しく思います。参加した生徒たちが進路を選ぶ際に、少しでも役に立ってくれたらと思います。来年も工夫をして次世代の育成に取り組んでいきたいです」と意欲的だ。

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