2019年(令和元年)8月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1199 二面
埼玉医療生協
積極的に地域貢献
羽生病院の多目的ホール活用
イベントを運営する畑中・事務局長(左)と山中・事務局員
埼玉医療生活協同組合は健康増進・文化向上を目的とした地域貢献に積極的だ。その場として利用しているのが、羽生総合病院(埼玉県)エントランスに隣接した多目的ホール。奥壁内には60席の可動式収納いすを装備、さらにいすを並べると約200人を収容できる。また災害時には、避難やトリアージ(緊急度・重症度選別)を行う災害対策用エリアにもなる。
同組合の畑中一志・本部事務局長は「当組合には5万人以上が所属しています。活動方針に組合員の健康増進・文化向上という項目があり、ホールで行う医療講演やコンサートは、その一環になります」と説明する。
7月8日のコンサートには合計230人以上が参加
昨年は同ホールで医療講演96回(外部では126回)、コンサー ト3回を開催。講演テーマは講師(職員)からの提供もあれば、組合員の要望により決まることもある。コンサートではプロの奏者として活躍する組合員が務めたり、紹介を受けたりする。また、ホールでイベントがない時は、患者さんの待合スペースとして活用している。同組合の山中将司・本部事務局員は「コンサートは患者さんにも癒やしの時間になり、人気なので、月1回の開催を検討しています。イベントがない時に当組合の支援内容などスライド上映し、より組合員の生活を向上する一助になれたらと思います」と展望する。