2019年(令和元年)8月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1199 二面
仙台病院
拡大医療講演が好評
「山上の光賞」受賞記念
仙台徳洲会病院は7月20日、仙台市内で第3回拡大医療講演を開催した。 バラエティーに富んだ4演題を用意、このうち第5回山上の光賞(公衆衛生部門)を受賞した加藤邦夫・健診センター医師が記念講演を行った。
加藤医師は“生活名人”を目指すポイントを紹介
冒頭、佐野憲院長が挨拶に立ち、新病院を紹介する動画を披露しながら、安全性や手厚いケアを実践するための機能など紹介。「患者さんのことを第一に考えた病院です。 まだ先ですが、内覧会を楽しみにしていてください」とアピールした。
続いて、郷家久道・歯科口腔(こうくう)外科部長が「ドライマウスってなに?お口の乾燥とつきあうために」、上川雄士・循環器内科部長兼救急科部長が「認知症について」、井上尚美・副院長兼整形外科部長が「高齢者の骨折」をテーマにそれぞれ講演した。
次に加藤医師が「生活名人・人生達人に挑戦してみませんか 120歳自立の健康~生きがいづくり~」と題し講演した。 メタボリック症候群とロコモティブ症候群は生涯現役・生涯自立の大敵であると指摘し、まずは定期的に健康診断を受ける 重要性を強調。生活習慣を見直すためのポイントや骨・関節・筋肉の衰えを防ぐトレーニングなど紹介した。
加藤医師は「〝生活名人〟とは日々の健康を最高水準にできる〝メタボ対策名人〟です。〝人生達人〟とは限界寿命に接近できる日々の〝生活名人〟です」と定義。最後に「自分のため、家族のため、地域のために〝生活名人・人生達人〟に挑戦してみませんか」と呼びかけた。