徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1199 一面

近江草津病院
訪看STが開所
在宅サービス機能強化

開所式で出席者に向けスタッフが挨拶 開所式で出席者に向けスタッフが挨拶

医療法人徳洲会は7月1日、近江草津徳洲会病院(滋賀県)内に「近江草津徳洲会訪問看護ステーション」を開設した。同院は従来から、みなし指定により訪問看護事業に取り組んできたが、在宅サービスの一層の機能強化を図り、より多くの患者さんが退院後、自宅や介護施設で安心して療養生活を継続できるよう、訪問看護ステーション(訪看ST)を新設した。

6月28日には近隣の医療・介護関係者を招いて開所式を開催。梶原正章院長は「当院は昨年9月に訪問診療も開始するなど在宅部門を強化しており、今後、在宅療養支援病院となることを目指しています。訪看STを立ち上げたことにより、今まで以上に力強く在宅サービスを推進していけると考えています」と出席者に向けて語りかけた。

開設前、登録患者さんは15人前後で推移。近隣に複数の訪看STがあるものの、開設後約1カ月で34人にまで急増した。スタッフは訪問看護師4人と理学療法士1人。

利用者増加の背景には、6月以降、近隣の医療機関や介護施設への訪問活動を繰り返してきたことがある。成果が実り、紹介患者さんが増えている。

強みは病院が母体であることだ。急変時の入院加療を含めた対応に関して、患者さんや家族の安心感につながっている。

大河治子・看護部長は「私も以前は訪問看護に従事し、在宅看取りなどに携わっていました。今回開設した訪看STのスタッフは在宅看取りの経験がありませんので、徐々に対応していけるように指導していきたいと考えています。当院または当院入院以外の方で、退院を諦めておられる方、自宅療養が難しいと思っておられる方でも、訪問診療・訪問看護の提供で、少しでも我が家に帰っていただける機会ができ、この地域で住み続けていただけるよう地域密着型としての当院の役割を果たしていきたい」とピーアールしている。

PAGE TOP

PAGE TOP