徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1199 二面

湘南藤沢病院
肝炎コーディネーター
全国研修会を初開催

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)は7月26日、院内で第1回肝炎コーディネーター研修会を開いた。徳洲会グループの「C型肝炎サーベイランス(調査監視)プロジェクト」によるもので、潜在しているC型肝炎ウイルス(HCV)の感染患者さんを特定し、受診・治療につなげるのが狙い。当日は全国から31施設、71人が参加。

研修の前半はHCVサーベイランスのスキームに関する講義が続いた。まず岩渕省吾・肝胆膵(すい)・消化器病センター長がHCVの基礎知識・現状、グループの取り組み、サーベイランスの立ち上げから実施までの流れなどについて、あらためて説明した。

その後、上野祐樹・臨床検査技師がHCV抗体データの判定方法などを、鈴木理絵・看護師長が自院でのサーベイランスプロジェクトの活動内容・実績を、情報システム管理室の山口純和係長が電子カルテから対象患者さんを抽出する方法などをテーマに、それぞれ解説した。

後半は、岩渕センター長が肝炎コーディネーターの役割や活動について説明。多職種で対応するための中心的な役割を担うことや、検査で陽性の結果が出ても二次検査でウイルスの有無を確認し、そのうえで必要に応じて治療を促進するといった活動の範囲などを示した。岩渕センター長は研修を年3~4回程度実施する意向。「次回は講義だけでなく今回の参加施設の活動報告や課題などを話し合いたいです」。

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