徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)7月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1195 三面

日本体外循環技術医学会
人工心肺装置テーマに研鑽

第38回日本体外循環技術医学会近畿地方大会が6月15日から2日間、大阪府内で開催された。テーマは「New Generations of CPB(人工心肺装置)」。岸和田徳洲会病院(大阪府)の岩本和也・臨床工学室副技士長(臨床工学技士=ME)が大会長を務めた。

岩本・岸和田病院副技士長 近畿地方大会大会長務める

冒頭に挨拶する大会長の岩本・副技士長 冒頭に挨拶する大会長の岩本・副技士長

特別講演では薦岡成年・同院心臓血管外科部長が「心臓血管外科領域の新しい治療法~臨床工学技士を取り巻く環境を踏まえて~」と題し講演。心臓血管外科領域での新しい治療について、高齢化・ハイリスク例の増加にともなう手術の低侵襲化、新しい技術による治療方針の多様化を強調した。

弁膜症では、大動脈弁狭窄(きょうさく)症に対するTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)、僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip(経皮的僧帽弁接合不全修復システム)について解説。大動脈瘤(りゅう)・大動脈解離では、ステントグラフト(金属製の網状の筒に人工布を縫い付けた人工血管)内挿術を挙げ、新しいデバイスが次々と開発されている現状など説明した。

最後に「治療の多様化とともに人工心肺使用手術が減っていくかと思いきや、現状はそうではありません。むしろ手術数は増加し、さまざまな治療法への知識が必要になります。臨床工学技士の負担は増し、施設状況に応じた人員配置・環境整備が必要です」とまとめた。

新治療法をテーマに講演する薦岡部長 新治療法をテーマに講演する薦岡部長

一般演題は徳洲会から6演題。八尾徳洲会総合病院(大阪府)の長谷川弘MEが「心臓外科医退職による開心術休止から人工心肺回路のマネジメントを経験して」、松原徳洲会病院(同)の松本優輝MEが「当院における人工心肺操作中の人工肺交換についての検討」、南部徳洲会病院(沖縄県)の玻名城牧子MEが「当院における次世代教育の検討」、岸和田病院の西村祐紀MEが「災害時における体外循環の経験」、宇治徳洲会病院(京都府)の山田茜MEが「ハイブリット手術室での人工心肺経験」、名古屋徳洲会総合病院の安田英之MEが「大動脈弁置換術後の生体弁機能不全によるCPA症例にECPELLA(V-A ECMO+IMPELLA)が有用であった1症例」をテーマにそれぞれ発表した。

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