2019年(令和元年)6月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1189 二面
平島・名瀬病院センター長
You Tuber デビュー
「医師の教養」スタート
「感じたり考えたりするきっかけになれば」と期待を込める平島センター長。自ら動画の編集も手がける
名瀬徳洲会病院(鹿児島県)の平島修・徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター長は、動画共有サービス「YouTube」で番組を開始した。「医師の教養」というタイトルで、若手医師の感性を磨くのが狙い。
毎回1冊の本を取り上げ、その中のワンシーンや一文から、平島センター長と栃木医療センターの矢吹拓・内科医長が医師や医学、医療について意見を交わすという内容。医学書をはじめ小説、ビジネス書など取り上げる本のジャンルは問わない。「医師の一挙一動は患者さんにとって、とても重い。いろいろな本から学び、医療に結び付けて日々の診療活動などを考えてほしいと思いました」と平島センター長。「自分も以前、読んだ本で印象深い一文やセリフなどとともに、感じることをノートに記していました」。
ある回では、医師が患者さんに「わからない」と伝えることがテーマ。行為そのものの良し悪しや、言葉遣いなどについて真剣に議論した。月1回程度、内容を更新し、今後は、さらに多様な議論を交わすためにゲストを招くことも検討中だ。