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Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2019年(令和元年)6月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1189 二面
第116回日本内科学会総会・講演会にあわせ「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2019名古屋」が4月27日に開催された。徳洲会から8演題の発表があり、このうち湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小山瑛司・専攻医1年目と井原一樹・初期研修医2年目が優秀演題賞を受賞した。
プレナリーセッションで発表する小山医師
同イベントは内科医を目指す医学生・研修医が、経験した症例をもち寄り、互いにディスカッションすることで、内科医としての実力を研鑽(けんさん)するのが目的。血液疾患をテーマに優秀演題賞を受賞した井原医師
井原医師は「血液疾患患者における中心静脈カテーテル(CVC)関連血流感染症の要因分析と減少への取り組み」と題し発表した。化学療法目的にCVCが必要となる血液疾患患者さんでは、カテーテル関連血流感染症(CLABSI)は回避すべき課題。同院ではCLABSIを減らす取り組みとして、2015年から観察項目の統一、感染兆候の早期発見、留置期間の短縮など対策に取り組み奏功。「とくに留置期間の短縮はCLABSIを減少させる重要な要因と考えられます」と強調した。