2018年(平成30年)7月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1144 二面
肺高血圧症が増加
労作時の息切れに注意!
和泉市立総合医療センター(大阪府)循環器内科の河瀬吉雄部長は、肺高血圧症の患者さんが増えていることに警鐘を鳴らす。
河瀬部長によると「特定疾患治療研究事業対象疾患に指定されている肺高血圧症の見逃し例があり、患者さんの数は右肩上がりです。血液循環が悪くなると肺に血液を送り込む右心室の働きを強め、右心室の筋肉が肥大し、負担がかかり続けると、右心不全になり、一時的に意識を失ったり呼吸困難をになったりし、重篤な症状を呈します」。
高齢の方はもちろん、若い女性から中年女性によく見られ、足がむくんだり労作時に息切れしたり、坂道を上ると息が苦しくなるなどが特徴だ。河瀬部長は「診察は簡単です。心臓のエコー検査で病気かどうかがわかりますので、おかしいと思ったらぜひ受診してください。肺高血圧症は特殊な治療が必要なので、早期発見が欠かせません」と話す。
厚生労働省によると、2013年の発症患者さんの数は2,587人。まれな疾患であるため、見逃し例が少なくないという。だからこそ、ベテラン医師のいる病院で肺高血圧症の診断を受けておきたい。