2018年(平成30年)6月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1139 二面
ホームケアクリニック札幌
在宅ホスピスが好評!!
札幌南徳洲会病院(旧名称・札幌南青洲病院)の関連施設であるホームケアクリニック札幌は、在宅ホスピスを実施している。札幌南病院の前野宏総長は「私は大阪市の淀川キリスト教病院の出身で、当時から在宅ホスピスを手がけていました。当院に移り、2005年に診療報酬の改定があったのを機に在宅ホスピスを導入しました」と話す。
緩和ケア病棟では緩和ケアを含め十分な医療が受けられるが、「家で過ごしたい」と訴える患者さんが少なくないのが実情で、在宅ホスピスは好評だ。「独居の方もおられますが、ご家族の患者さんへの思いが患者さんの気持ちを和らげるのは確かです。保険の適用もありますので、家計を圧迫することはありません。もちろん、病院に戻ることも可能です」(前野総長)
ホームケアクリニック札幌には医師と看護師6人が在籍、地域の訪問看護ステーションと連携しながら在宅ホスピスにあたっている。現在、在宅ホスピスの利用者さんは約30人で、このうち25人ががん患者さんだ。
「在宅ホスピスを始めて、今年の7月1日で10年目。これを記念し、淀川キリスト教病院の柏木哲夫理事長をお迎えして、8月18日に医療講演会を催します」(前野総長)