徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)6月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1139 一面

岸和田徳洲会病院
大阪府北部地震でDMAT出動

岸和田徳洲会病院(大阪府)は、6月18日午前7時58頃に発生した大阪府北部地震の直後から自院のみならず地域災害拠点病院として近隣の医療機関をフォローした。さらに日本DMAT(国の災害派遣医療チーム)隊員として医師らが出動し、損壊した病院に入院している患者さんの避難転院搬送を支援した。

他院の入院患者さん転院搬送

院内のDMAT本部で情報収集などに努める鍜冶部長(右)ら 院内のDMAT本部で情報収集などに努める鍜冶部長(右)ら

岸和田病院は発災時に、まず自院の患者さん、職員、建物の状況などを確認。とくに被害は見られなかったことから、午前8時半にDMAT本部を3階会議室に設置した。

鍜冶有登・救命救急センター部長を本部長に、薬師寺泰匡・救急科医長らDMAT隊員として登録している多職種8人が参集。厚生労働省からの派遣依頼に備えるとともに、地域災害拠点病院として、近隣の病院の被災状況や医療ニーズの確認・把握などに努めた。

厚労省からの正式な派遣要請などをふまえ、午前11時53分、白坂渉・救急科医師、藤原裕・看護主任、宮瀬隆也看護師、古田宏リハビリテーション科主任(理学療法士)、多田幸司・医事課主任の5人を、DMAT参集拠点とされた大阪大学医学部附属病院に派遣することを決定。午後2時に到着後、同拠点本部からの指示で医療機能不全に陥った国立循環器病研究センター病院(大阪府吹田市)の入院重症患者さん1人を大阪市内の医療機関に搬送した。

同拠点で待機した後、第1隊は午後9時に岸和田病院に帰還。自院のDMAT本部はひとまず解散となった。「発災直後からスタッフが迅速に行動するなど、徳洲会の良さをあらためて実感しました。今回の経験を平時の準備と訓練に生かしていきたい」と鍜冶部長。

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