徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)3月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1123 三面

「薬の飲み合わせ」で講演
正しい服用のため注意喚起

岩井・東京西徳洲会病院副薬局長

参加者は岩井・副薬局長の講演を熱心に聴講 参加者は岩井・副薬局長の講演を熱心に聴講

東京西徳洲会病院の岩井大・副薬局長による薬の飲み合わせに関する医療講演が好評だ。「知らないと怖い!? いろいろな薬の飲み合わせ」と題して、薬同士の飲み合わせに加え食事や健康食品の影響、食物アレルギーで注意が必要な薬といった幅広い内容を紹介。取材で訪れた日は、東京都青梅市にある会場のシニアライフサポート館に地域の方々が続々と集まっていた。

食事の影響を受ける薬の一例として本来、食直前(5分以内)に服用するグリニド系血糖降下薬を挙げ、「食事の30分以上前に服用してしまうと食事摂取前に最高血中濃度に到達し、低血糖を起こす危険があります」と注意喚起。睡眠薬や骨粗鬆(こつそしょう)症治療薬などのケースも紹介した。

また、薬は中性(pH7)の水での服用を前提とし、スポーツドリンクやジュースなど酸性の飲料だと吸収に影響を及ぼす可能性を指摘。薬同士の飲み合わせの併用禁忌例を挙げ相互作用などを解説した。

最後に「安全に治療を受けるため、服用中の薬やアレルギーの情報を医師や薬剤師に正しく伝えましょう」と呼びかけた。質疑応答も活発。参加者は「適切に薬の効果を得るため正しい飲み方に気を付けたい」と感想を漏らしていた。

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