徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)2月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1120 三面

AI 診断から予後予測へ
シーメンスヘルスケア
黒木・執行役員

「AI 技術の発展により、地域に必要な医療サービスまで導き出せる可能性も」と黒木・執行役員 「AI 技術の発展により、地域に必要な医療サービスまで導き出せる可能性も」と黒木・執行役員

シーメンスヘルスケアの黒木慎也・執行役員兼ダイアグノスティックイメージング事業本部長は「AI(人工知能)時代の医療を見据えて」と題し講演した。最初に医療機器技術でのAI技術の変遷を紹介。例としてMRI(磁気共鳴画像診断装置)やCT(コンピュータ断層撮影装置)を挙げ、画像を再構成するアルゴリズム(計算手法)の発展により、実際の解剖を見ているようなクリアな画質に進化したことなどを説明した。

続いてAIの概要を提示。ひとつは「機械学習」で、機械にデータを与え学習させることでアルゴリズムの精度を上げたり、AIがデータを解析し法則性やルールを見つけ出したりする。もうひとつは「深層学習(ディープラーニング)」。より多くのデータから学習することで、精度の高い結果を導き出せるようになる。「ディープラーニングの発展により、AI技術の可能性が広がりました」と黒木・執行役員は強調。

続いて同社の医療事業について説明。CTやMRIなど画像診断装置では、AIが装置を制御することで、画質の向上や効率の良い撮影を実現。読影や診断の支援も可能になり、サイズや形状などをアルゴリズムが判別し、異常部位を指摘することができるようになる。

さらに、より多くのデータを学習させることで、患者個人の病気の症状、最適な治療方針なども提示できるようになり、優れた個別化医療をサポートできるようになる。これを地域全体に広げ、人口動態、気候、地域に多い病気などより多くのデータを学習させれば、その地域にどのような医療サービスが必要かまで導き出せる可能性が広がる。

黒木・執行役員は同社で開発中のAI技術などを紹介したうえで、「AIは医療の個別化、効率の良い診断などを支援し、患者さんの満足度向上に寄与します。今後は診断だけでなく、地域まで広げた予後予測などにも貢献していきたいと思います」と意気込みを見せた。

最後に同社の森秀顕・代表取締役社長兼CEOも登壇。「優れたアルゴリズムを生み出し学習させるには膨大な医療データが必要です。ぜひ徳洲会グループと協力して、AIの新しい波をつくっていければと思います」と期待を寄せた。

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