2018年(平成30年)2月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1120 四面
教えてドクター
歯を磨くのが怖い
Q. 「水が歯にしみて痛いです」 (60歳・女性)
お答えします
佐野次夫・東京西徳洲会病院 副院長 (歯科口腔外科部長)
A.知覚過敏ですね。正式には「象牙質知覚過敏症」と言います。冬場だけでなく、冷水や温水でも起こる症状です。原因は歯の表面にあるエナメル質が、摩耗して象牙質が露呈することです。象牙質は刺激が神経に伝達されやすく、知覚過敏が生じるようになります。歯ぎしり、硬い歯ブラシの使いすぎなども知覚過敏を引き起こし、歯髄炎を起こすことも。
市販の歯磨き粉で完治は不可能。バリアを張って緩和できるだけで、象牙質を充塡(じゅうてん)する程度です。知覚過敏の原因となる歯ブラシを替え、歯科医に相談されることをお勧めします。放置すれば症状は進行します。風さえも、歯にしみるくらいです。歯の病気は軽視しがちですが、医師と相談してください。