
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)08月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1558 1面
セラピー犬をハグする患者さん
横浜日野病院は、認知症病棟の入院患者さんを対象にセラピー犬との触れ合いを通じ、心身の健康の回復・維持をサポートする“ドッグセラピー”を実施した。非薬物療法である回想療法として、行動・心理症状(BPSD)の緩和を期待して取り組んだ。
同病棟担当の佐藤繁樹・看護主任は「犬を飼った経験のある患者さんには記憶の想起を促し、飼った経験がなくても触れ合った体験があれば、当時を思い出してもらうことで、脳の活性化による認知機能の改善や情緒的な安定につなげられればと考え、企画しました」と説明する。
当日は一般社団法人アニマルセラピーこころサポート協会の協力を得て、同協会からふたりのアニマルセラピストが2頭のセラピー犬(柴犬とゴールデンドゥードル)を連れて来院。生活機能訓練室を会場にして患者さんがセラピー犬と触れ合った。また、同病棟のベッドから移動が難しい患者さんにも、ベッドサイドで触れ合いの機会を提供。計35人の患者さんが参加した。同院の元職員(作業療法士)がボランティアで同協会の活動に参画していることが縁で実現した。
「患者さんの表情が急に明るくなったのが印象的でした。手招きして犬を呼んだり、ずっとハグしたりしている患者さんもいて、ドッグセラピーの効果を実感しました」(佐藤・看護主任)。認知症病棟の特色となるよう今後も定期的に実施し、地域貢献を図りながら選ばれる病院を目指す考えだ。