徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)08月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1558 3面

武蔵野病院
自院救急車迅速搬送アピール
地域高齢者施設連携懇話会開く

地域の高齢者施設から60人が参加し交流

武蔵野徳洲会病院(東京都)は7月31日、院内で第5回地域高齢者施設連携懇話会を開催した。同院の特徴や実績などを共有し、連携を強化するのが目的。地域の高齢者施設から60人超が参加した。

冒頭、桶川隆嗣院長が挨拶に立ち、地域の高齢者施設を対象に、救急救命士が同乗する病院救急車を用い、無料のお迎え搬送を行っていることをアピール。24時間の救急搬送ホットラインを完備し、施設側の負担を軽減しつつ迅速な受け入れが可能である点を強調、気軽に相談してほしいと呼びかけた。

続いて各診療科の医師が情報提供を実施。循環器内科の淺見貞晴部長は、高齢者や糖尿病患者さんは胸痛をともなわず、息切れのみで狭心症や心筋梗塞が進行している場合があることなどを解説。早期の検査と受診の重要性を訴えた。

消化器内科の高城健部長は、高齢者施設に入居中の90代女性に対し、繰り返す急性胆管炎に内視鏡的胆道結石除去術を施行し、ステントフリーに至った症例を報告。あわせて同科の豊富な内視鏡治療実績を紹介した。

糖尿病内科の重松嵩朗医長は、高齢者施設入所中の2型糖尿病患者さんに、間歇スキャン式持続血糖測定(isCGM)「FreeStyleリブレ2」を導入した事例を発表。リアルタイムの血糖トレンド把握と適切なインスリン調整をすることで、HbA1cが9%台から6%台に大幅に改善した成果を示した。

泌尿器科の小島由太医長は、高齢者施設で頻発する尿失禁や尿路感染症(結石性腎盂腎炎など)について解説。適切な排尿管理が、発熱対応の減少やおむつコスト削減といった施設側の経営メリットにもつながる点を説いた。

最後に、司会を務めた呼吸器外科の田中良太副院長が、「むさとく呼吸器センター開設」を発表。急激な息苦しさや発熱をともなう気胸・重症肺炎など、緊急性の高い呼吸器疾患に対し、迅速に対応できる体制を整えたことを明かした。その後の意見交換会でも活発なやり取りが行われ、地域連携の絆をより一層深める機会となった。

PAGE TOP

PAGE TOP