徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)8月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1301 三面

湘南藤沢病院 プロ意識もつ職員へ
院長直属人材育成センター開設

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)は全職員を対象に、それぞれのキャリアに応じた研修の実施を通じ人材育成に努めている。2020年1月に院長直属の部署として設置した人材育成センターが研修の企画立案・運営を担う。同センターの活動の一環で、院内の人材を講師として登用する“院内講師登録制度”を設けた。プレゼンテーションの資料作成や発表のスキルを養うことを目的とした自由参加の“プレゼン道場”も実施するなど、独自の試みを推進している。

人材育成センターの髙塚センター長(左から2人目)、藤村・副センター長(右から2人目)

人材育成センターは、徳洲会の理念である「生命を安心して預けられる病院」、「健康と生活を守る病院」を維持するため、継続的な育成支援を通じ“求められる医療人”を育てることを主眼に発足。社会人としての基礎的な能力や各職務に応じた専門スキルの持続的な向上、現場を支える中堅職員の充実や若手職員の育成により、プロ意識をもった医療スタッフが、それぞれの業務を実践する病院づくりを目指している。

具体的には職種横断的・職種縦断的な育成を実現するため、新卒入職者、既卒入職者、管理職、全職員と4つのカテゴリーに分け、それぞれを対象に研修を企画立案・運営。新卒入職者と既卒入職者向けでは、1年目であることをふまえ新人研修やKYT(危険予知トレーニング)研修、メンタルヘルス研修、リフレッシュ研修、フォローアップ研修、1年目の振り返りを行う研修などを実施。管理職に対してはリーダー論やハラスメントなどをテーマとする研修を行っている。

全職員対象の研修テーマは、ヒューマンスキル、医療接遇、ビジネスマナー、ホスピタリティ、倫理、レジリエンス(回復力)、コミュニケーションスキルなど。これらのさまざまな研修を行うために、同センターではセンター長の髙塚健太郎・検査科部長(医師)、副センター長の藤村美佐・看護主任、事務局を務める町田詩織マーケティング課副主任の3人を中心に、コアメンバーが毎週火曜日にミーティングを行っている。

研修の講師は、一部の専門的な内容に関しては外部講師に依頼しているが、ほとんどで院内の人材を積極的に活用。このため院内講師登録制度(通称・竹の路の会)をスタート、現在、多職種約20人が登録し、講師として活躍している。

また、育成の柱として「キャリアラダー」を導入。看護部のラダーは既存のものがあるが、医師以外の全職種にキャリアラダー作成を目指している。ラダーの骨格としては「テクニカルスキル」、「ヒューマンスキル」の二本柱とし、さらに“一人前”のラインを設定した(図)。それぞれのラダーに沿った研修を組み入れ、育成の基準とする。

このほか、自己修練の機会としてプレゼン道場(道場主:藤巻翔看護師)を毎月第3火曜日の昼休みの時間帯に実施。プレゼンのスキルを磨いたり、発表の練習を行ったりしたい職員など自由参加で、聴講のみも可能。発表のテーマも自由だ。

髙塚センター長は「人材育成は目的意識や志をもち、3年、5年、10年と長く継続していくことが重要であり、プロセスを重視しています。絶えず研修内容の見直しを行い、ブラッシュアップしていきたい」と意気込みを見せる。藤村・副センター長は「院内には多種多様な能力をもった人材がいます。そうした人材を発掘しながら、職員同士でスキルを高め合っていける環境をつくっていきたい」と抱負を語っている。

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