徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)6月7日 月曜日 徳洲新聞 NO.1290 三面
徳之島病院の祝い膳。コンテストに参加した他施設からも「とても見た目が美しく、美味しそう。参考になります」 中部徳洲会病院は雑穀米、グリルチキンのトマトソース、ホウレン草のキッシュ、ポテトとマッシュルームのコンソメスープ、ショコラプチケーキ
離島ブロックでは鹿児島県の8施設が参加し、徳之島徳洲会病院が2年ぶりに優勝した。同院は正月やお盆の時など、常食の患者さんに提供している「祝い膳」で勝負。見た目に配慮しつつ、定められた原価内で卵おにぎり、軟骨のトロトロ煮、アオサの天ぷら、なます、きんぴら蓮根、生姜の佃煮、黒糖ゼリー、そうめん汁と品数にもこだわった。
「地域性によらず調理できる献立ながらも、味付けなどは徳之島らしさを意識しました。ふだんから目でも楽しめる食事を考えています」と折田真美調理師。コンテストに携わるのは「今回が初めて」と明かし、「(優勝は)率直にうれしいです。最初は不安でしたが、スタッフと一緒に考えていくうちに楽しくなり、次第に “やるからには負けたくない!”と思う自分がいました」と振り返った。
沖縄ブロックでは中部徳洲会病院が優勝。2年連続2位の悔しさを晴らした。同院はチキンやスープ、ケーキなどクリスマスを意識したメニューを、彩り良く、かつ病院食としてつくりやすいように工夫。
前城正樹調理師は「入院中も患者さんに食事を通じて季節を感じていただきたいと、いつも思って仕事に励んでいます。優勝するとは思っていなかったので、結果を聞き驚きましたが、とてもうれしいです」と喜びをあらわにした。
同ブロックでは、中部徳洲会病院、2位の石垣島徳洲会病院と与論徳洲会病院(鹿児島県)、敢闘賞の宮古島徳洲会病院が、いずれも献立のコンセプトに「彩り」を掲げていたのが特徴的だった。