徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)4月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1284 二面

徳洲会栄養部会
入職1年顧み成長へ 新人業務成果発表会開く

徳洲会栄養部会は3月13日、オンラインで2020年度新人業務成果発表会を開いた。入職1年目の管理栄養士と栄養士が対象で、今回で3回目。発表を通じ、自身の仕事を振り返るとともに①伝える力、②プレゼンテーション能力、③施設間連携と個人のモチベーション――の向上を促す。30人が参加。

2年目に向け抱負を語る発表者2年目に向け抱負を語る発表者

発表会は同部会の教育研修担当が企画、調整や当日の司会進行は日高徳洲会病院(北海道)の有田育子・栄養管理室主任、南部徳洲会病院(沖縄県)の鈴木美耶・管理栄養士らが中心となり担った。

前半は6つのセッションに分かれ、個々に発表した。全27演題に上り、主に①ニュークックチルシステム(加熱調理した料理を0~3℃のチルド状態で盛り付け保管し、食事の提供直前に再加熱するシステム)、②発注、在庫管理、③臨床栄養(透析、高血圧、腎切除、高齢の方の栄養管理など)、④厨房業務、⑤病棟訪問、⑥補助食品、⑦食の安全――など多様なテーマ。発表者はテーマに沿って入職後に経験した業務内容を示すとともに、経験から学んだことや反省点、課題解決策を提示。最後に「2年目への抱負」として新たに挑戦したい業務を語るなど意欲を見せた。

後半はグループディスカッション。4グループに分かれ①コミュニケーション、②補助食品、③安全な食事提供、④在庫管理の注意点――と、それぞれ異なるテーマで求められることや注意すべき点などを話し合った。各グループが発表し、傾聴や話しやすい雰囲気づくり、患者さんの嗜好やコスト、アレルギーへの配慮、異物混入、最低食数のルール化、調理師との連携などが挙がった。

最後に部会長の鑓水弘樹・一般社団法人徳洲会栄養部部長が挨拶。「質問が多く寄せられるなど、活発で良い会でした」と振り返り、「次のステップとして3年次研修があります。同じ顔触れで研修ができることを楽しみにしています」と結んだ。

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