2021年(令和3年)4月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1284 三面
札幌南病院 キャンドルナイト初開催
揺らめく炎に癒やしの時間
テラスに並んだアイスキャンドル
札幌南徳洲会病院は4階テラスでキャンドルナイトを初開催した。患者さんと職員はサンルームの窓から、テラスに並んだアイスキャンドルの揺らめく炎を眺め、癒やしの時間を過ごした。2月10日に実施。
1月中旬頃から有志の職員が集まり、牛乳パックや空き缶などを使い60個ほどのアイスキャンドルを作成。ほかに、キャラクターや雪うさぎなど小さな雪像もつくり会場をにぎやかにした。工藤麻子・音楽療法士がキーボードでオルゴールの音色を演奏し、ムードづくりに貢献した。
当日は密を避けるため、3つの病棟の鑑賞時間を30分刻みで分け、職員とボランティアが患者さんに付き添い会場に足を運んだ。患者さんは「きれいだね」、「忙しいのに誰がつくったの?」など口々に感想を話し、非日常的な景色に心を奪われていた。
工藤昭子・看護部長は「イベントがあまりないので、入院患者さんは病室から出るというだけでも気分転換になると思います。職員も“患者さんに喜んでもらおう”と心がひとつになり、お祭りのような楽しい時間を過ごしました。当院は7月に新築移転オープンを予定しています。来年の冬は新病院の敷地内の森と2階テラスを利用し、もっと規模を拡大し開催したいです」と意欲的だ。