徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)2月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1272 四面

中部徳洲会病院
工藤CEが最優秀論文賞
ペースメーカを比較 日本不整脈心電学会誌

 「今後も治療をサポートしていけるよう研鑽します」と工藤副主任「今後も治療をサポートしていけるよう研鑽します」と工藤副主任

中部徳洲会病院(沖縄県)の工藤幸雄・臨床工学部副主任(臨床工学技士=CE)が、日本不整脈心電学会誌『心電図』に投稿した論文が最優秀論文賞に選ばれた。テーマは「高周波カテーテルアブレーションにおけるペースメーカ電磁干渉反応の各社比較」。

実験ではアクリル水槽内にペースメーカ、心房・心室リード、および対極板を設置、アブレーションカテーテルをペースメーカ電極より10㎝の距離から近づけていき、ポリグラフで電位観察した。5社のペースメーカを比較した結果、電磁干渉反応は各社作動基準が異なるため、作動様式を把握し、術前モード選択や設定を変更するといった事前対策が必要であるとまとめた。

受賞に際し工藤副主任は「不整脈治療の最前線にかかわれることに喜びを感じ、もっと治療の役に立てることはないかと考えたなかで生まれたテーマです。医師も多く論文を投稿している雑誌で、メディカルプロフェッショナルが受賞できたことをうれしく思います」と笑顔を見せた。

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