徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1264 二面

湘南藤沢病院
HAL導入から2年半 PT3人が論文発表

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の理学療法士(PT)3人は、2018年4月に導入したロボットスーツ「HAL(Hybrid Assistive Limb)医療用下肢タイプ」の2年半におよぶ長期評価をベースに、日本神経治療学会のオフィシャルジャーナル『神経治療学』に論文を発表した。

	HALを担当する(左から)阿部PT、堀越PT、角田PTHALを担当する(左から)阿部PT、堀越PT、角田PT
HALによるリハビリの様子HALによるリハビリの様子

HALは体に取り付けたセンサーが装着者の動こうとする「意思」を皮膚表面に流れる微弱な生体電位信号として感知し、装着者の動作をアシストする。

同院ではこれまで筋萎縮性側索硬化症(ALS)4例、Charcot-Marie-Tooth病(CMT)4例、筋ジストロフィー6例に装着。

論文では角田賢史PTがALS(3例)、堀越一孝PTがCMT(1例)、阿部誠也PTが筋ジストロフィー(1例)に対し、それぞれHALによる歩行運動療法を長期的に施行した結果を報告。すべて歩行機能の改善を認め、疾患によってはADL(日常生活動作)の改善も見られた。

角田PTは「短期評価の論文が多いなか、長期で施行した結果を報告しているのが特徴。症状の進行が早い場合、提供する負荷量が患者さんに合致しないこともあるので、適時見直しが必要になります。今後も症例を重ねていきたいです」とアピールする。

同院でのHALの運用に関し堀越PTは「この2年半で導入期間が短くなったり外来で対応したりと、より効率的に施行できるようになりました」と強調。阿部PTは今後の展望について「早期に介入したほうが効果は出るため、介入のタイミングなどをデータで示したいです」と意欲的だ。

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