2020年(令和2年)11月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1263 三面
札幌南病院
心を静めて無心に 「瞑想会」を初開催
「気持ち明るく前向きに」
呼吸法を指導する米本・臨床宗教師
札幌南徳洲会病院は院内で瞑想会を初開催した。同会は米本智昭・臨床宗教師が講師を務め、新型コロナウイルスの感染対策や緩和ケア病棟での感情労働によって疲弊した職員のセルフケアをサポートするのが目的。9月25日に開催し、17人が参加、WEB会議システム「Zoom」でもライブ配信し、終了後はeラーニングで体験できるようにした。
瞑想とは心を静めて無心になること、深く静かに思いを巡らすこと。米本・臨床宗教師は呼吸法を指導したうえで、「今日起きたことを思い返し、モヤモヤしたことはこの場に手放して帰りましょう」、「1日頑張った自分を褒めて肯定しましょう」などと優しく語りかけた。
最後に「嵐の時に海は荒れているけれど、海の中には静寂があります。皆さんも感情を揺さぶられる出来事が起こっても、心の中には静寂の部分があります。そこにアクセスするのが瞑想です。ひとりの個人として自分をいたわってあげてください」とメッセージを送った。
参加者からは「“自分を褒めるのは自分”という言葉に癒やされた」、「“自分を肯定する”という言葉が印象的で、前向きになれた」と声が挙がっていた。