徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1263 一面

徳洲会グループ オンラインで医療講演再開

スケールメリットやWEB特性生かし工夫

WEB医療講演に臨む服部部長WEB医療講演に臨む服部部長

徳洲会グループ各病院は、コロナ禍によりオンラインで医療講演を再開する動きが活発化している。

最近では、中部徳洲会病院(沖縄県)が9月にスタート。初回は服部政治・疼痛(とうつう)治療科統括部長が「がん疼痛治療の最前線」と題し講演した。服部部長はさまざまなデータを用いながら、痛みに関するがん患者さんの特徴を紹介。多くのがん患者さんが、がんにともなう痛みを経験し、とくに末期がん患者さんでは6~7割が痛みを我慢していることなどを提示、日本人特有の“耐える文化”が治療を妨げている可能性を指摘した。

カメラの切り替えチェックなど講演準備を進める仙台病院職員カメラの切り替えチェックなど講演準備を進める仙台病院職員

「我慢しても何のプラスにもならないことを知ってほしい」と強く訴えるとともに、痛みに対する多様な治療法を紹介。「専門的治療を受けることで、生きる気力を失わずに、がん治療を継続できます」と締めくくった。

運営担当の稲福信也・地域医療連携室係長は「先行してオンライン医療講演を行っている徳洲会病院、とくに東京西徳洲会病院に講座運営の初歩から教えていただき、大変感謝しています。グループの強みをあらためて感じました」と振り返る。

仙台徳洲会病院も集合型を検討したものの、感染リスクを考慮し9月から開始。講師の講演スタイルに合わせ複数のカメラを用いた撮影や、新築移転をはじめ病院に関する情報が画面に映り込むような背景にするなど工夫を凝らしている。「現在も赤坂将平・総務課副主任(SE)をはじめ、他部署の協力を得ながら試行錯誤しています」と千葉英二・地域連携室職員。

各徳洲会病院のWEB医療講演はFacebookの「徳洲会グループ」ページからもアクセス!↑各徳洲会病院のWEB医療講演はFacebookの「徳洲会グループ」ページからもアクセス!

遠隔地のグループ病院同士が連携するケースもある。名古屋徳洲会総合病院と葉山ハートセンター(神奈川県)は「共催」という形で、それぞれ空いている時間帯に互いのスタッフが講演を実施。告知も互いに行っている。葉山ハートセンターの榎本岳大・地域医療連携室職員は「当院で行っていない講演もあり、コンテンツの強化につながると思っています」と強調。

「当院の医療講演に名古屋方面からの申し込みもあります」と言う。名古屋病院の西本浩志・医療連携室職員も相乗効果をアピール。「全グループ病院との共催が夢です」と意欲を見せている。

徳洲会グループでは随時、各病院がWEB医療講演を行っている(3面参照)。

名古屋病院のWEB医療講演案内例(12月)名古屋病院のWEB医療講演案内例(12月)

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