徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)5月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1234 二面

病気のはなし⑭
HPVワクチン接種を 子宮頸がん

HPVワクチン接種を 子宮頸がん

子宮頸(けい)がんは、早期発見時の治療成績はきわめて良好な一方、ステージが進めば子宮摘出、最悪の場合は死に至る。かつては発症のピークが50~60歳だったが、現在は30代後半がピーク。毎年1万1,000人ほどが罹患(りかん)し、44歳までの女性では、がん死の原因2位だ。出産の高齢化もあり「出産年齢と子宮頸がん発症年齢が重なることで、妊娠・出産を諦めなくてはならないケースもあります」と吹田徳洲会病院(大阪府)の北田文則副院長は警鐘を鳴らす。

子宮頸がんは、ほとんどが性交渉によるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染によるものであり、HPVワクチン接種が有効だ。子宮頸がん撲滅をスローガンに世界保健機関(WHO)はワクチン接種を強く推奨しているが、日本では副作用がクローズアップされたため、接種率はわずか1%。「このままでは子宮頸がんは日本の風土病になりかねません」と北田副院長。なお、副作用とワクチンの因果関係は証明されていない。

北田副院長は、すべての女性に対し①HPVワクチン接種、②定期的な検診、③禁煙を勧めている。「万が一、検診で疑いが出れば、婦人科腫瘍専門医のいる病院を受診してください」と呼びかけている。

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