徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)5月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1234 三面

札幌病院
〝人生会議"などテーマ こころとからだの勉強会

札幌徳洲会病院は大谷地病院と合同で「こころとからだの勉強会」を開催した。これは7年前から年1回の頻度で開催している「こころ=精神科医師」と「からだ=非精神科医師」による合同勉強会。両院の 職員に加え、地域の救急隊など80人以上が参加した。

ACP 実践で重要な点を説明する國本医師ACP 実践で重要な点を説明する國本医師

同勉強会では、札幌病院にはない精神科に関するテーマを大谷地病院の医師が担い、札幌病院はこれまでにプライマリセンターに加え、外科や整形外科外傷センターの医師が講師を担当。今回は國本尚彦プライマリセンター医師(専攻医)が講師を務めた。開催は2月18日。

冒頭、札幌病院の奥山淳院長が「患者さんは地域で診る必要があり、連携を深めるためにも勉強会が役立つと思います」と挨拶。まず、大谷地病院の清水有子・精神科医師が「統合失調症とは~自殺に囚われ続けた未治療の統合失調症の一例から~」と題し講演した。

症例を提示したうえで、①統合失調症の急性期の治療中、精神科医は誰とどのようなやり取りをしているか、②「急性期を乗りきった後のこと」を最初から見すえて治療を進めることの大切さ――を解説。さらに、統合失調症の症状に言及し、どのような患者さんを「統合失調症かもしれない」と判断しているかなど説明した。

ACPを行うメリットとデメリットを書き出す参加者ACPを行うメリットとデメリットを書き出す参加者

続いて國本医師が「『人生会議』炎上騒動について」と題し講演した。「人生会議」とはアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称で、もしもの時のために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療従事者と話し合い共有する取り組み。これを周知しようと厚生労働省が作成したポスターに批判が集まり、1日で公開を停止するという騒動に発展したことに触れた。

講演ではACPの全体像や開始するタイミングなど説明したうえで、実際に参加者がACPを実践。さらに、チームに分かれてメリットとデメリットをホワイトボードに書き出し、國本医師がコメントを加えた。最後に「患者さんの意向を尊重し、患者さん・ご家族の満足度向上や心理的負担を軽減するために、ACPは重要な手段だと考えます」とまとめた。

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