徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)3月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1228 四面

マーケティング特集
メディカルフィットネスなど付帯
クリニック併設型サ高住 野崎病院が計画

野崎徳洲会病院(大阪府)は、関連施設の野崎徳洲会クリニックが使用している旧病院の建物老朽化を受け、今後、取り壊し、その跡地にクリニック併設型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を開設する計画だ。メディカルフィットネスや訪問看護ステーション(訪看ST)なども併設、「高齢者の方々が自立して暮らすことができる住生活の実現」をコンセプトに、地域包括ケアシステムを支える総合施設にしたい考えだ。旧病院はJR片町線野崎駅前に立地しており、駅前再開発を通じた街づくりへの貢献という側面ももつ。

地域包括ケア支える総合施設アピール

「メディカルフィットネスが目玉のひとつ」と金澤事務長「メディカルフィットネスが目玉のひとつ」と金澤事務長

野崎病院は2006年5月に直線距離で約1㎞離れた現所在地に新築移転、その後、旧病院の建物は野崎クリニックが利用している。同クリニックは外来診療部門、通所リハビリテーション、在宅訪問診療、訪問看護、訪問介護の5つの機能がそろっており、野崎病院と緊密に連携を取りながら地域に根差した医療・介護・福祉を展開。地域の誰もが立ち寄ることのできる開放型の憩いの場(サロン)も運営している。

今回の計画は同クリニックの建物が竣工から約45年経過し、老朽化してきたことから浮上した。徳洲会グループは目下、サ高住の開設を重点施策のひとつに掲げている。患者さんが病院を退院後、自宅での在宅療養・介護が困難な方で、特別養護老人ホーム(特養)などに入所できずに困っている方が、安心して生活できる場を提供するためだ。既存の徳洲会病院の近隣に、退院後の受け皿となるサ高住をつくり、徳洲会グループの医療機関・介護事業所と緊密に連携を取りながら必要に応じて医療・介護の訪問サービスなどを提供し、入居者さんの生活をサポートする方針だ。

野崎病院のクリニック併設型サ高住の計画は、こうしたグループの取り組みの一環。グループの方針をふまえつつ、同院は“高齢者が自立して暮らすことができる住生活の実現”というコンセプトの下、既存の野崎クリニックの機能を引き継ぐ一方、サ高住を中心に新たにメディカルフィットネスや訪看STに取り組みたい考えだ。

既往歴ある方の受け皿に

新築移転に向け広報委員会で協議野崎クリニック跡地にクリニック併設型サ高住を計画(写真は現在の様子)

同院の金澤秀人事務長は「当院がある人口約12万人の大東市でも年々、高齢者が増加しています。とくに女性と比べ男性の高齢者は社会的に孤立しがちと言われていることから、旧・野崎病院再開発の計画のなかで、男性高齢者が来やすい、そして社会的な孤立を防ぎ健康づくりに役立てていただける施設として、メディカルフィットネスを目玉のひとつに据えています」と説明する。

一般的なスポーツクラブでは利用規約などで、心疾患などの既往があると利用できない決まりになっていることがある。医師から再発予防などのために運動を勧められても、こうした事情により、運動できる施設が身近にほとんどないのが実情だ。そうした方々の受け皿になる施設を目指す。

スポーツクラブやフィットネスジムではなく、“メディカルフィットネス”を称する理由がここにある。計画では運動型健康増進施設、指定運動療法施設、疾病予防運動施設の各種認定を取得する意向だ。それぞれ認定基準が定められており、このうち指定運動療法施設では利用料が医療費控除の対象となる。

野崎クリニックの開放型サロンも新施設で継続する意向。大東市が独自に開発し、住民主体で取り組んでいる介護予防を目的とした「大東元気でまっせ体操」なども定期的に行っており、人気を集めている。男性がひとりでも参加しやすい映画観賞会なども企画。今後も地域の高齢者の方々の役に立てる施設を目指す。「安心して過ごせる住みやすい街づくりを通じ、大東市の人口増加に貢献できればとも考えています」と金澤事務長は意気軒高だ。

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