徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1197 二面

茅ヶ崎病院
ワンコイン健診開始
経過観察フォローにひと役

「ワンコイン健診で患者さんをフォローします」と福島主任 「ワンコイン健診で患者さんをフォローします」と福島主任

茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)は6月にワンコイン健診を開始した。①貧血、②脂質、③血糖、④肝機能、⑤腎機能、⑥痛風、⑦尿、⑧体脂肪――の8コースから選択し、500円で気軽に血液検査や尿検査などが受けられる。通常の健康診断とは異なり、医師による結果説明や相談は実施せず、検査値の見方を記した資料とともに検査結果を渡し、必要であれば看護師がアドバイスを行う。

ワンコイン健診を始めた目的について、福島義彦・健康管理センター主任は「健診や人間ドックで“経過観察”となり、外来を受診するほどではない方も、生活習慣の改善に努力した結果が数値でわかると、モチベーションの持続につながると思います」と説明。

宣伝は、健診や人間ドックの診察時に医師から紹介してもらったり、健診結果を送る際に案内を同封したりしている。「3カ月後くらいから反響があるのでは」と予想していたが、6月中に10人ほどが受診し、思わぬ反響があった。ワンコイン健診をきっかけに外来受診につながったケースもある。「平日午後に予約なしで受けられる気軽さが良かったのかと思います。2~3コースを同時に受けられる方が多いです」(福島主任)。

今後、患者さんの要望を聞き、コースを柔軟に見直していく考え。福島主任は「ワンコイン健診は小回りの利く小規模・中規模病院に適していると考えます。健診や人間ドックの受診は年に1回の方が多いので、その間のフォローとして活用し、次年度も当院で受けてもらえるようにつなげていきたいです」と意欲的だ。

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