2019年(令和元年)6月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1190 四面
Book Review
『こんなときオスラー
「平静の心」を求めて』
平島・名瀬病院センター長が上梓
“医師としてのあり方”説く
医学書院 刊/定価2,592円(本体2,400円+税)
「患者さんやスタッフと、どう接すればよいのか」、「後輩医師をどう指導すればよいのか」、「自分は医師人生をどう歩むべきか」――。より複雑化する医療の現場で、医師も迷ったり悩んだりする場面に遭遇する。本書は“臨床医学・医学教育の父”と言われるカナダ人医師、ウィリアム・オスラー博士(1849-1919年)が残した言葉から、「医師としての生き方」を学ぶ一冊。
「看護師とうまく協力し、患者さんの治療を行いたいとき」、「何をどう教えるかに悩むとき」、「医師という職業に挫折しそうになったとき」など具体的なケースを挙げ、オスラー博士の言葉から考え方などを導く。著者は、平島修・徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター長をはじめ、ジェネラリストとして高名な徳田安春医師、山中克郎医師の3人。月刊誌『総合診療』(医学書院)で2年間の連載を経て本書を刊行した。
平島センター長は「医師になって間もない頃、『平静の心―オスラー博士講演集(新訂増補版)』を読み、後世に残さなければならないスピリットのようなものを感じました。今の時代に手に取ってもらいやすいようにと、わかりやすくまとめました。とくに若手医師や医師を目指す人に読んでほしいです」。