2019年(平成31年)2月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1173 三面
南部病院が特定行為研修
日常の看護ケアに息づく
グループ学習で進捗状況を確認し合う研修生
南部徳洲会病院(沖縄県)は厚生労働省から看護師の特定行為を行う指定機関に認定され、昨年10月1日に同研修をスタート、予定している研修期間(1年間)のうち約4カ月が経過した。対象は同院の看護師5人で、就労しながら受講。現在は各自がeラーニングによる講義を受けながら、月に1~2回グループ学習を行い、進捗(しんちょく)状況を確認している。
研修運営メンバーの中村啓介・看護師長は研修開始前に、「医行為をすることだけが目的ではなく、専門的な知識と技能を習得することで、看護ケアの質の向上に生かしてほしい」と話していたこともあり、研修生の現状について「グループ学習などで学んだことが日常の看護ケアに生かされており、早々に研修の効果が表れています」と目を細めていた。
研修生のひとり、岩井香緒里看護師は「今まではルーチン化していたことが、“医師はどのように診断しているのか”など自分でも考えるようになりました。“臨床推論”という概念が新鮮でした」、山岡裕矢看護師は「患者さんの両手に触れたり呼吸を見たり、全身をしっかり観察するようになりました」とそれぞれ感想を話した。
同院では、業務の空き時間にもeラーニングに取り組めるよう研修生用の部屋を設け、支援体制を強化。中村師長は「これから科目試験や実習が始まるので、充実した研修を継続できるよう、個別面談をしながらしっかり進捗管理していきます」と意欲的だ。