徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)2月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1173 四面

松尾・八尾病院循環器内科部長
海外でカテ治療&指導

“目の前の患者さん”救える医師育成

「現地医療者の技術が年々向上」と松尾部長 「現地医療者の技術が年々向上」と松尾部長

八尾徳洲会総合病院(大阪府)の松尾浩志・循環器内科部長は日頃の診療活動に加え、海外の医療機関からの招聘(しょうへい)に応じ、積極的に現地の患者さんの治療を行っている。また現地の医療スタッフに心臓カテーテル治療の技術も伝えている。

松尾部長は「日本でも海外でも“目の前の患者さんを救える医師” が必要であるのは変わりありません。一臨床医として、当院の患者さんを大切にするのと同時に、海外で困っている患者さんと医療者が私を呼んでくれるのであれば、現地に出向いてお役に立ちたい」と話す。

松尾部長はこれまで中国を皮切りに、ベトナム、インド、スリランカ、韓国、マレーシアとアジア各国を歴訪。きっかけは5年ほど前のこと。医療材料を扱う企業から「中国の広州市にある病院が、高度なカテーテル技術をもち治療と技術指導のできる英語力のある医師を探している」という話があり、松尾部長に白羽の矢が立った。

松尾部長(左から2人目)のカテーテル手技を真剣に見学 松尾部長(左から2人目)のカテーテル手技を真剣に見学

この時の評判が良く、その後、訪問先が徐々に拡大。現在、年間10回ほど(1回当たり4~6日間)海外に出向く。訪問先は、ほぼこれまでに治療を手がけてきたリピーターの病院だという。

現地ではもっぱら慢性完全閉塞病変(CTO)に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)に取り組む。CTOは他の狭窄(きょうさく)・閉塞病変と比べ、合併症の発生率や再狭窄率が高いなど高難易度の手技だ。滞在中は朝のカンファレンス後から夜まで1日に5症例を施行する。

「状態の安定している患者さんをカテ治療の対象とし、安全性を第一に取り組んでいます。どの国でも若手医師のハングリー精神が旺盛で、毎回たくさん質問を受けます。実際に現地医療者の技術が年々向上しています。教えた人が患者さんを治療し、さらに次代の医療者を育成する。それによって“目の前の患者さんを救える医師”が増加していくことを期待しています」と話している。

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